人があなたの言うことを聞かない本当の理由

ある会社の管理職の高田さんのお話です



『部下が何を考えているかわからない

全くわけがわからない』



というお悩みです



「できないのはしょうがない

って言ってるんですよ



ただ、できないまま

『期日になっちゃった』じゃなくて

できないならできないって


『事前に言ってね』って言ってるんですよ

なのに

絶対ぎりぎりまで言わない



部下の安子さんは

細かいところに気が付し

仕事は丁寧なんでっすよ

社内外に友だちも多いようで

その分『仕事第一』ではないんですが

アイデアが豊富だし

優秀だと思います



でも、何か任せると

報告がないんです



途中で進捗状況を訊いても

いいことしか言わないんですよ

当然間に合うような話ですよ



こっちも

『信用してあげなくちゃ』と思うでしょ



なんでなんですかねぇ



『なんで?』って聞いても

言い訳ばっかりで・・・」







この話を聞いて

賢明な皆さんは

どう思いますか?







【部下が適切な報告をしない】



これはチームのスムーズな運営には

ものすごく障害になりますよね





なぜ、安子さんは

上司の高田さんに

自分から、適切に報告をしないのでしょう?



理由の可能性は大きく4つあります



①報告することの必要性や重要性がわかっていない



②報告を忘れてしまう



③ぎりぎりまで自分でやろうと思って報告が遅れる



④なるべくなら報告したくないと思っている









さて、高田さんは

問題が起こった時



『なぜ早めの報告をしないのか?』



と安子さんに聞きました



高田さんは

いつも安子さんが言い訳に終始する

と言いますが





ここで考えてみてください





高田さんは

『なぜ報告をしないのか?』

という質問に対して



どんな答えを求めているのでしょう?





もし、安子さんの答えが

「後でいいと思っていました」

「報告がマストだと思っていませんでした」

などの

①報告の必要性・重要性がわからない





という理由に基づいた答えだとしたら





高田さんにとって、安子さんの答えは

言い訳でしかないでしょう





もちろん、

「忘れていました」②



という答えも

何ら納得いくものではありません



高田さんじゃなくても

「なんで忘れちゃうの?」

と聞きたくなるだろうし



それに対して、

どんな「忘れた理由」を返されても



「言い訳ばっかり」

と彼は思うでしょう





「自分でできると思って」

「自分でやらなくちゃと頑張って」③

というのも

できなかったという結果を目の前にしては



言い訳、と受け取られるでしょう





更に④

「報告したくない」

「言いにくい」



なんて、気持ちの問題で

仕事が滞るなんて

高田さんにとっては

全くわけがわからないことでしょう





つまり

「上司の質問に、部下が言い訳ばかり」

しているのではなく



「上司が、言い訳以外の返答ができない

全く効果的でない質問をしている」

のです!!!

 

<意外な問題解決の鍵とは・・・>

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