子どもを愛せない親の心理

自分のことが嫌いな人や

自分を認めてない人

そして自らを愛していない人は



人を認めたり

人に認められることが

とても難しくなります





人を愛したり

愛されていると感じるのも

本当の意味では難しいでしょう



なぜなら、心理学的には

周りの人は皆

自分の鏡になるからです



それは自分と相手との関係が

近ければ近いほど

強く色濃くなります



自分のことを

大好きで、素晴らしいと思っている人は

周りには、愛すべき

素晴らしい人が多いでしょう



自分のことを

最低で、最悪だと思っていれば

周りの人も、称賛に値する人は少なく

信頼できない人が多いでしょう



実は

この世で最も苦手な相手が

自分の親だという人も多いのです



それはこの投影のカラクリによるものです





同じように親の方も

自分にそっくりで

距離が近い、毎日目にする我が子を

好きになれない、愛せない

なんだか苦手だ、ということは

実は意外に多いのです







しかし、一般的に

自分の子どもが嫌い

わが子を愛せない

などと、思うことを

自分に許していないことが多く



愛している愛しい我が子だと

顕在意識では思っています



自分の潜在意識の中にある

常識や、道徳観などが



わが子を嫌う、ということを

その気持ちに気づくことを

許してはいないのです





昭和の初めのころなら

同じように

親は尊敬すべきだという

儒教的な社会常識の中で

自分の親を嫌うなんてアリエナイ

と、自分の気持ちに

気付かないまま

葛藤していた人は多かったと思います



人生でお金やパートナーシップ

人間関係の問題を持っている場合



潜在意識の奥の奥の方に

私は愛されない

価値のない人間だ

という自己概念を持っていることが

少なくありません



そのほとんどの原因が

親の愛をうまく

受け取れなかったことにあります



親がどんなに愛を表現しても

子ども側の受け取り方の

上手い下手ももちろんあります



愛がいっぱいあっても

単に愛情の表現が

ものすごく下手な親もいるでしょう



誰に対しても

愛の分量が少なかったタイプの人が


親だったかもしれません



そして

自分と似ているわが子に


大嫌いな自分を投影してしまった親も

いるのです



あなたに価値がなかったのではなく

あなたを愛せなかったのではなく



親が自分自身を

ダメ出しし、嫌い、

自信がなかったのだとしたら・・・





毎日自分の嫌なところを


鏡に見せられて



私みたいになるんじゃないと

厳しく育てようとしても



子どもはそうそう

親の思う通りには育ちません




そして毎日


失敗感を感じているかもしれません






そんなことが一因となって

私は愛されていない

私は必要ない子だ

なんて自己イメージを持つ必要は

全くありません





潜在意識をキレイにすることが

そんな未熟だった親を許し

ダメなところもある自分を許し



周りを鏡にしては

落ち込み、嫌い、批判的になる

魔の連鎖を断ち切ることができるのです



自分をまるごと愛して

すばらしい価値を認められれば



周りの人(鏡)は全て


素晴らしいものばかりになるでしょう

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