人生最悪の時期の乗り越え方３
仕事をがんばって成功してきたのに
突如問題が次々に押し寄せてくるお話
これまでのお話は
その１
その２
では
松原さん（仮名）の潜在意識には
何が入っていたのでしょう？
目に見えない潜在意識
自分では気づかない深い部分
そこに向き合うのは
とても勇気が要ることです
だって本人は
見たくないから隠しているのですから！
松原さんの場合は
がんばることが
どちらかというと追われるように
がんばっている感じがしました
気を抜いたら倒れてしまう一輪車のように
止まったら死んでしまうマグロのように
ずっと走り続けているようでした
もっと向上しないと
もっと学ばないと
もっともっと知識をとり入れて
もっと頑張らないと！
と勉強を続け
土曜日も日曜日も
関係部署が稼働しているので
休みの日も気が休まらず
一日何度も何度もメールチェックをし
休日実出勤もいとわず
頭の中はいつもスイッチが”ON”でした
松原さんご本人は
それでも
たまには家族サービスをし
家事も手伝い
子どもが小さい頃はキャッチボールもし
まあまあ、いい父親、いい夫であると
及第点はあるだろうと思っていました
だって、人並み以上の稼ぎを家庭に入れ
浮気もギャンブルもしていないんですから！
一般的には、松原さんはとてもまともです
がんばってきたし、しごとの成果も出しています
うまくいっている成功者の一員でしょう
だけど、彼の心には平和で幸せな時間は来ず
家族もバラバラ
仕事でも問題だらけなのです
私とのセッションの中で
彼の心の中を 掘っていくと
根本的な未完了の部分がありました
潜在意識には、いくつかの層があります
上の方の層で信じていることや感じていることは
ふとした機会に顕在化されて
敏感な人なら気づくことができます
仮にそれを第１層とすると
第１層が隠している第２層があり
第２層が隠している第３層があります
第６か７、とても深い部分ですが
松原さんには信念が隠れていました
自分は力不足だ、役立たずだ
自分は足りない、邪魔だ
自分はダメ人間だ、間違っている
などという自己概念です
考えてみてください
もし、あなたが、深層心理の奥底で
自分は役立たずでダメ人間などと
固く信じているとしたら・・・・
もしそう信じているとしたら
努力した先に
自分は、もう充分すばらしくなった
充分に役に立つ、価値のある人間だ
と思えるでしょうか？
どのレベルまでいったら
そう思えるでしょうか？
どんなに高いレベルでも周りには
同じ高いレベルの人たちが
ゴロゴロころがっているのに！
