間違ったマネジメントでチームがバラバラに1

結婚して

妻のお父さんの会社を継いだ

酒井さん(仮名)のお話です

 

 

 

 

酒井さんは

 

30代で結婚しました

 

 

 

 

酒井さんは

 

友だちも多く、よく飲み会を仕切り

 

みんなを笑わせ、話を盛り上げ

 

楽しいことが大好きな男性です

 

 

 

 

あるとき、主催した飲み会で

 

彼女と出逢いました

 

彼は一目で恋に落ちました

 

 

 

 

 

付き合ってしばらくしてから

 

彼女の立場を知り

 

すごく悩みました

 

 

 

 

お相手は、事務の仕事の傍ら

 

アロマやヒーリングストーンの

 

セラピーの仕事をしている女性です

 

 

 

 

彼女の本業は

 

お父さんの会社の事務仕事でした

 

 

 

お父さんは、その地方で

 

古くからある食品メーカーの

 

中堅会社の創業社長でした

 

 

 

 

 

彼女は、小さいころから

 

私立のお嬢様学校で教育を受け

 

一通り、経営者跡取り娘として

 

婿を取る準備は万端でした

 

 

 

 

 

酒井さんは悩みました

 

結婚すれば

 

会社の後を継ぐことになる

 

 

 

 

 

経験がないだけではなく

 

責任が大きく、さらに

 

今までのキャリアも中断され

 

目標も人生計画も

 

全て白紙からやりなおしになります

 

 

 

 

 

悩んだ挙句

 

結局、酒井さんは

 

仕事に厳しい

 

彼女のお父さんの面接を突破し

 

 

 

 

晴れて結婚が決まり

 

 

お父さんの会社に入社しました

 

 

 

 

仕入れから営業

 

返品から次年度商品の企画

 

食品業界の常識など

 

少しずつ学んでいきました

 

 

 

入社したときには

 

異業種からきた

 

未経験の社員だったのですが

 

 

 

 

社長の娘婿だということで

 

周囲も期待し

 

次期社長の卵として

 

仕事をサポートしてきました

 

 

 

 

その会社は、長年勤めている

 

重鎮が多かったので

 

総務のお局さまを筆頭に

 

物分かりのいい

 

大人ばかりで

 

 

 

酒井さんも

 

それはそれは助けられたそうです

 

 

 

 

何年かして

 

仕事を覚えた酒井さんは

 

マネジメントスクールで学び

 

コミュニケーションやマネジメント

 

経営などを学びました

 

 

 

 

 

そして 商品や営業の

 

企画の責任者になりました

 

 

 

 

若い営業マンや

 

マーケティング担当が

 

何人か入社してきました

 

 

 

 

そうして

 

彼の手に負えない苦労は

 

始まったのです

 

 

 

 

 

得意先にリサーチをして

 

次の商品企画を出し

 

それを基に得意先の協力を得て

 

新商品の開発と販売計画を立てる

 

 

 

 

 

文字にすると4行の仕事が

 

チームとしてうまく

 

回らないのです

 

 

 

 

 

スタッフは彼の言うことを聞かず

 

報連相もままならない

 

 

 

 

彼の意図とは違うところで

 

売上を作ってくるので

 

彼の上司である部長や社長は

 

喜んでいるのですが

 

 

 

 

 

 

チーム長として

 

彼のコントロールが

 

チームに何ら及ばないことに

 

毎日イライラしていました

 

 

 

 

 

 

 

問題が大きくなるにつれ

 

ストレスも増えていきました

 

 

 

 

問題をつくり

 

この後さらに事態を悪化させる

 

意外すぎる彼の間違いとは!?

 

 

つづく

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